9月24日の尾久キリスト教会・広瀬邦彦先生の説教課題は「創世記第8章」。テーマは「その日は来る」。洪水の後、150日も水上を漂う舟の中で、ノアとその一家にはモヤモヤした気分があったのではないだろうか。ヘブライ人への手紙第10章36節は「神の御心を行って約束のものを受けるためには、忍耐が必要なのです」と諭している。待ち望むことが大切なのである。箴言第19章2節には「急ぎ足の者はつまずく」(新改訳)とある。中村佐知氏は、インターネット上の記事で、ダラス・ウィラードの言葉を引用しつつ「急ぐことは霊的生活の最大の敵。私たちは急ぐことを生活から徹底的に排除しよう」と書いている。効率とスピードを求めて、誰といる時でも、何をする時でも次の段取りばかりを考えるならば、私は今を生きていない。現在=PRESENSE、つまり神からの贈り物を台無しにしていると中村氏は指摘する。ノアの箱舟においても、早く舟から出たがる息子たちをノアは「降りるべき時は神が教えてくれる」と言い聞かせたことだろう。新聖歌298番「主にまかせよ」は、まさにそのような教えを歌にしている。その日は来る!私たちにとっての「その日」とは長年祈ってきたことがついに叶えられる「その日」だろうか。神は御心にかなった時に、御心にかなった幸いなわざを、御心にかなったやり方で行ってくださる。神の約束が実現する「その日」を待ち望もう。そして、何よりも「御国を来らせ給え」という祈りがついに現実となる「その日」を待ち望もう。
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